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2009年3月 6日 (金)

時刻表ネタ 昭和55年 3本の「いなわしろ4号」

こんばんわ。

時間が開いてしまいましたが、今日は久々に時刻表ネタをアップいたします。

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またまた交通公社昭和55年7月号 の時刻表からです。

注目の列車は仙台発の急行「いなわしろ4号」です。この列車、なんと同名列車の3階建てとなっており、途中の会津若松駅で行先がそれぞれ喜多方・只見・会津田島行きに3分割になります。

同名列車で3階建てと言うのは全国的にも珍しいと思います。この列車がスゴイのは、会津若松駅で先発となる喜多方行きが6分後に逆方向へ発車していくのに対し、只見行きは35分後、会津田島行きに関しては43分も停車してから只見行きの後を追って発車します。会津若松~会津田島までの所要時間が1時間強ですから、この停車が無ければかなり早く終点に辿り着くことができますし、只見線に向けて発車する2本の列車は、先発の列車が終点の喜多方に到着してしばらく経ってからという、急行列車にあるまじき設定という感じがします。

さらにこの列車が面白いのは、会津若松から2つ目の西若松まで同じ線路を走るにも拘わらず、会津若松駅で開放して別々になって走行することですね。つまり、西若松には同名列車が2度来ることになります。これは、九州における寝台特急「あかつき」でも同じ現象がありました。

ちなみに、上り列車はと言いますと、「いなわしろ1号」が同様に3方向から集まるのですが、何故か1号は只見発と会津田島発は分岐地点である西若松駅で併結、さらに会津若松駅で喜多方発と併結されることになっており、下りとは作業が異なっています。

また、この列車は仙台駅を起点に上下の列車を区別しているため、磐越西線内では下りが偶数列車、上りが奇数列車となっている点も興味深いです。

オマケですが、この列車、終点が喜多方・会津田島・会津川口・只見と奥深いところまで設定されているにも拘わらず、何故「いなわしろ」を名乗っているのか、疑問です・・・。

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時刻表ネタ」カテゴリの記事

コメント

管理人様、全国的にありましたネ~キハ28・58系の多層建て急行。
併解結の作業が上下列車で違うのは要員の都合上か会津若松駅構内での作業上での関係だったかもしれませんネ。当時は貨物列車の設定は現在よりも多かった筈です。
因みに今度のダイヤ改悪?で山手線行き乗車券の色が青から赤に変わるJR鹿島線にも新宿や両国から出た列車は佐倉で八日市場回りの【犬吠】と別れ佐原まで一緒に【水郷】として来た相棒が成田回りの銚子行きとしてまたお別れと言う僅か百キロ程度の道程で二度も分割すると言うそんな列車が設定されていました。

投稿: 電気釜56号 | 2009年3月 7日 (土) 14時24分

電気釜56号様
上下の作業の違いはおっしゃるとおり要員の都合が多いと思いますが、新前橋と渋川の関係のように、絶対的に渋川で解結を実施しないのとちょっとケースが違うかもしれません。
編成の到着と連結順序の関係で、結果的に会津若松駅構内での入換作業の都合であった可能性もあるかな?と思っています。
「水郷」も懐かしいですね。電車化で「鹿島」そして特急「あやめ」ができるまでは「水郷」が成田線唯一の優等列車だったわけですが、「犬吠」と同じ銚子を目指すのに経路を分ける必要があるのか、疑問を感じました。
その後、特急で「すいごう」ができましたが、結果的(というか案の定)に廃止されてしまいましたね。

投稿: キハ181つばさ | 2009年3月 8日 (日) 01時30分

いなわしろの43分停車というのは時刻表で見た覚えが有ります。
実際のいなわしろは乗ったことも見たこともありませんし雑誌でも取り上げられた事は有ったにしても非常に少なかったんじゃないですか?

確か只見行きも、会津川口行きもキハ52か53の単行だったんじゃないでしょうか。

どちらも遅い時間帯だし、利用客はいたのでしょうか?

多層建て急行は千秋、たざわ、昔の急行時代のみちのくあたりが凄かったようですね。

投稿: 金太郎 | 2009年3月11日 (水) 22時17分

金太郎様
私のイメージではキハ53500だったような記憶しかありません。キハ58で組まれた編成に、ぽつんと1両だけキハ53が組み込まれているだけで面白い絵になりますね。これを再現したくて、GMのキットを買ってしまいましたよ。
違う列車同士の多層建ては、東北本線で極端な例が存在しましたが、同名列車の3階建てはちょっと記憶にありません。

投稿: キハ181つばさ | 2009年3月11日 (水) 23時44分

この列車は仙台~郡山間で磐越東線経由の水戸行「いわき4号」を併結しており、仙台~郡山間では行先は4階建であり、会津田島行と只見行も別々の愛称とすると列車名も4階建となってしまい、混乱すると考えられたのでしょうか?なお、「いわき4号」には福島からグリーン車を含む3両が増結されましたので、同列車の福島~郡山間は2両のキロが連結されていた事になります。

「いなわしろ」の会津田島行と只見行の会津若松での長時間停車は、いずれも会津線と只見線の最終列車となるため、上野からの「ばんだい7号」と郡山始発の普通列車239列車の接続を待っているのでは?との説を聞いた事がありますが、239列車の郡山発は「いなわしろ」より後ですから、「ばんだい7号」から乗継ぐ旅客の急行料金負担を軽減する意味でも、会津若松以遠は急行料金不要の快速列車として運転した方が適切だったのでは無いでしょうか?

投稿: 菅沼天虎 | 2009年3月12日 (木) 00時34分

菅沼天虎様
東北本線のページを見ていなかったので気が付きませんでした。4階建てと言うのもスゴイですね。
確かに時刻表を見る限り最終の接続を取っていると見るのが正しいでしょうね。それでも、只見行きは別として、会津田島は1時間で行けるところを40分も待たせてしまうわけですから、例え「いなわしろ」に車両が併結されたとしても、会津若松で打ち切って、別建ての快速程度で良かったのではないかと考えます。

投稿: キハ181つばさ | 2009年3月13日 (金) 00時11分

難しい事をしっかりと書いてるなぁ~。
私なりの考えでは、列車名を別にすると急行券がもう一枚必要になり料金を払いたくないという、地元民の要望だったとか。

投稿: シービー | 2009年4月20日 (月) 22時30分

シービー様
「いなわしろ」というと未だ会津地方のイメージとしては薄いですから、これまで奥地に行くんだったら、会津らしい名前の方が良いと思います。
ローカル線内では、利用の無い駅をことごとく通過する普通列車なんていくらでも存在しましたから、これだけ停車させて急行にしておく必要な無いと思うのですがね。

投稿: キハ181つばさ | 2009年4月21日 (火) 00時08分

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