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2007年7月8日 - 2007年7月14日

2007年7月14日 (土)

「八甲田」:急行券・指定席券・B寝台券

急行「八甲田」の記載に関連しまして、コレクションの中から同列車の切符をご紹介したいと思います。

Photo_24
自由席主体の列車ですので、あまり多く見かけません。

上は、B寝台券の下段常備券です。昭和47年ですと、全区間にB寝台を連結していましたので、上野まで乗車した可能性が高いのですが、残念ながら省略されています。このような省略は昔の指定券に良く見られました。
同券は青森駅の発行で、発駅だけが印刷されており、その他は記入式になっています。当時、青森発の寝台車を連結する急行が、「十和田」5往復、「津軽」2往復、そしてこの「八甲田」と計8往復もあったため、列車名常備までしてしまうと不合理だったのでしょう。

下は、臨時の「八甲田52号」の指定席券です。着駅が省略されているので、上りか下りかすら判断できないのですが、当時の時刻表を調べたところ、上りの「八甲田52号」であることが判明いたしました。

ここで面白いのは、「八甲田52号」は青森7:25発→上野20:06着で夜行列車ではありません。他の臨時「八甲田」は全て夜行の形態となっておりますので、昭和50年代くらいですと「おいらせ」とか名称を変えられていてもおかしくありません。同様の例として、青森5:09発→上野17:10着の「十和田51号」がありました。
この「八甲田52号」の指定席券ですが、地紋が黄色となっています。制度改正後は、通常期が緑地紋、閑散期・繁忙期が黄色地紋と区別されていましたが、その昔から黄色地紋は存在しています。ただ、何をもって使い分けていたのか、謎ですね。
※もしかしたらですが、黄色地紋の特急券を見かけた記憶がないので、一部の駅において特急・急行を区別していた可能性があります。

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2007年7月13日 (金)

「あけぼの」:特急券、A・B寝台券(その2) 

昨夜に続き、「あけぼの」の特急券の続きです。

その1では「準常備券」をご紹介いたしましたが、今日は「D型常備券」をご紹介いたします。

Photo_23 一番上の特急券は、列車名と発駅・着駅が印刷されているもので、コレクションとしては嬉しい特急券スタイルです。寝台の種別として、小児券片のところに客車2段式である表記がされています。

真ん中の特急券は、金額常備のみの一般的な特急券です。上の寝台種別が客車表記のみに対し、この特急券には電車3段式下段の表示があります。従来は、客車2段式と電車寝台の下段料金は同一ですので、このように兼用のものを多く見かけます。そのことを考えると、現実として「あけぼの52号」が583系で運転された場合、どのように対処したのか気になるところです。
しかし、江差線「江差」駅の発行で、「はくつる」「ゆうづる」のあった時代に奥羽本線経由で「あけぼの」を乗り通すというのは、マニアックな選択ですね。

一番下の特急券は、まだ「あけぼの」が1往復時代のものです。列車名は印刷常備なのですが、それ以外は残念ながら手書きです。

昨日も話題にいたしましたB寝台券の「B」についてですが、昭和48年の特急券でも明朝体の「B」が使用されていますので、かなり歴史があるものと思われます。
一方、秋田地区でありながらも、一番上の「東能代」発行のD型ではゴシック体の「B」を使用しています。これには、歴史+勢力図でも作ってみないと解明できないかもしれません。

Photo_22

最後になりますが、こちらは準常備式の「A寝台券」になります。「板橋駅」の発行ですので、帰りの分を確保しておいたということでしょう。一見何気ない準常備式の特急券なのですが、先ほど眺めていて気がついたことがあります。
それは金額の切り落とし部分で、通常は金額の小さい順に内側から外側に向かって、右端が最高金額になります。しかし、寝台料金は区間に関係なく固定ですので、金額の安い区間が内側にあるはずなのですが、弘前~上野間は特急料金の最高区間です。ということは、この「A寝台券」は、特急券としては「常備式」なのに、寝台料金が上・下段で値段が違うために「準常備式」となってしまった、2つの性格を持った特急券・寝台券ということになります。
他でこのような例があるのかわかりませんが、またあら捜しをしてみたいと思います。

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2007年7月12日 (木)

「あけぼの」:特急券・寝台券(その1)

過去ログでも特急「あけぼの」についてご紹介してまいりましたが、切符のご紹介をしていませんでしたので、今日アップしたいと思います。

枚数がたくさんありますので、2回に分けてお届けいたします。今日はD型準常備券です。

Photo_19奥羽本線では、委託駅でも「あけぼの」が停車する駅が複数ありますので、比較的「○委」の表記を見かけます。
今回スキャニングして初めて気がついたのですが、一番上の「船越」駅発行のものには「○ム」の表記があります。あまり詳しくは無いので分かりませんが、「○ム」は無人駅なので、基本的に寝台券など指定券類を発行していることはないと思ったのですが。私もかなりの指定券類のコレクションがありますが、この「○ム」の指定券類は他には無いのではと思います。今後また見つかったらアップしようと思います。

次に、過去ログで「B寝台券」の「B」のみ明朝体になっているのが珍しいと記したことがあったのですが、今回スキャニングして驚きました。なんと、常備券では珍しかった明朝体の「B」でしたが、準常備券ではみんな明朝体の「B」でした。
ただし、この現象は秋田~能代方面に限られているようで、東北本線沿線ではやはりゴシック体ですし、もちろん関東から九州方面まで、明朝体の「B」は未確認です。


この件に関しまして面白い例を見つけましたのでご報告です。

Photo_20奥羽本線 新庄駅発行 「あけぼの2号」 特急券・B寝台券

Photo_21 奥羽本線 新庄駅発行 「津軽2号」 急行券・B寝台券

同じ新庄駅発行のB寝台券ですが、何故か「B」が明朝体・ゴシック体とそれぞれ違います。発行年が多少離れていますので、年代差がある可能性もないとは言えませんが、むしろ発行年の古いほうが一般的なゴシック体であることから、おそらく事態は変わらないと思われます。

まあ、どっちの「B」を使っても伝わるから問題はないのですが、仕事で文書を作ることが多い私としては、これは「バランスの悪い間違いである」と考え、まずこのような表記を用いることはないでしょう。

ついでですが、新庄駅では「号」を表示する気はないのでしょうかね。

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2007年7月10日 (火)

国鉄乗入れ切符(由利高原鉄道)

こんばんわ。

久しぶりに国鉄線への連絡乗車券をご紹介したいと思います。

今回は、元国鉄「矢島線」として開業していた第三セクター「由利高原鉄道」からの連絡乗車券です。

Photo_17 比較的新しい感じのする綺麗な文様の乗車券です。「東京都区内」までの常備券ですが、元々が国鉄線であったこともありますし、恒常的に需要はあるだろうと思われます。

いつものように、何か話題になることはないかとあら捜ししてみたのですが。
ありました。

経由する駅や路線が2つ以上ある場合、普通は「・」といういわゆる中点で表示することが多いようですが、同社の乗車券は「、」(読点)が使用されています。
文書中の区切りではないので、あまりこのようなケースは無いと思われます。
同社の乗車券をこれ以外には持っていませんので、果たして他の乗車券がすべてこのような表示をしているのか定かではありません。

ちなみにこの私、国鉄時代も三セク化後も、同線には一度も訪れたことはありません。

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